Sunday, May 24, 2015

Lady Samurai : Tomoko Kitagawa





【私がこの動画をお薦めする理由】

 私が北川智子さんの講演を聴いたのは、私が通っていた高校に彼女が講演を開きにきてくださったときのことです。当時の私は正直なところ、「ハーバードで教えとる日本人かぁ...めっちゃ頭ええがんっ!」と高校生なりに、海外で活躍されている日本人女性の活躍について驚いていました。日本人は日本で働くと思っていた私の視野が多少なりとも広がった瞬間でした。
 北川さんは世界的な大学・ハーバード大学で日本史研究の研究者そして教育者として活躍されています。日本史をあえてホームグラウンドである日本ではなくアメリカで研究することは、日本の歴史に象徴されている「サムライ」の概念を見直し、日本の正しい歴史を国内外に示すことがきっかけとなったといいます。日本といえば海外ではいまだにサムライの国としての印象が強いですが、北川さんは「サムライが」つくったという日本の歴史のなかに、サムライ以外の人々、とくにサムライの影で歴史を支えた女性「Lady Samurai」の存在を浮き彫りにさせることで、日本史に対する国内外の正しい理解を広めるために研究を続けています。
 近年いわゆる「はたらく女性」が増えていますが、北川さん自身もその一人であり、自分が持つ意見や知識を積極的に世界へ発信している人々の一人でもあります。彼女自身が "Lady Samurai"の概念を体現して、男女の役割分担が強かった伝統的意識を覆しながら、日本の文化や日本人として世界へ発信しなければならないアイデアを生み出しているのだと思います。ちなみに彼女の海外渡航となったきっかけやハーバードでの"Lady Samurai"についての詳しい記述は、ハーバード白熱日本史教室(北川智子(2012)、新潮社)という書籍に掲載されています。
 
【印象的な英語表現】

 So, I hope that, in 2013, many of you would be encountering a lot of "Lady Samurai" not only in history, but also in the current conditions, current societies all over the world.
 
 世界的にも日本国内でも女性が活躍する場以前よりも増加しており、より多様なアイデアと行動が世界を動かすようになりました。北川さんのように海外にまで広い視野をもちつつ、日本の文化をしっかりと継承し評価していくことができる日本人でありたいと思いますし、そういいた意識を持つ人々の今後の活躍に非常に興味が出てきました。

【投稿者】

Yuto

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