Tuesday, December 2, 2014

Nel Harbisson: I listen to color



【私がこの動画をお薦めする理由】
生まれた時から白黒の世界で生きていたプレゼンターは、21歳の時にある機器と出会い、色を「音」で感じることができるようになりました。
そのことは、彼の人生を大きく変えたようです。たとえば、彼にとっては食べ物を並べることは作曲をするようなことになりました。
 私には、世界が白黒に見えるという気持ちを理解しきることはできません。しかし、プレゼンターが、世界を音声で認識できるようになったことで、独自の世界観を得、それをいきいきとお話されていることは、とても素敵なことだと思います。肝心なことは、見えないものが補われたことではなくて、彼が独自の感性を発展させることができたことだと思います。
 そんなプレゼンターは、携帯電話のアプリケーションの開発をやめて、私達の身体のためのアプリケーションを開発するほうが良いと提案します。新たな感性の可能性について、考えてみませんか?

【印象に残った英語表現】
And after some time, this perception became a feeling.
perceptionとfeeling、どちらも「何かを感じている」という点では共通していると思います。そんな似て非なる二つの言葉について考えたくなる一文として、印象に残りました。

 ・It's when I started to feel that the cybernetic device was no longer a device.
(そう感じるようになったのは人工頭脳的機器がもはや機器ではなくなった時だった。)
色を音声で感じられるようにする機器を身につけているプレゼンターが、その機器を自分の身体の一部として感じられるようになったときのことを表現した一文です。強調構文を用いて、身につけているthe cybernetic deviceが 一般的なa deviceではなくなったことを伝えています。

【投稿者】
     coli






[私がこの動画をお薦めする理由]
 プレンゼンターのNeilは色覚障害で、生まれた時から一度も色を見たことがありませんでした。花も空もグレーの世界に生きてきたNeilでしたが、機械によって色を音声として認識できるようになりました。赤や黄色の音を暗記することから始め、今では人間が識別できる全ての色を考えることもなく認識できるそうです。色を認識することが感覚の一部となり、機械ではなく自分の脳が作り出した音によって色のある夢を見るまでになりました。機械は機械を超え、彼の脳の延長となったのです。
 さらに、人間の視覚の認識を超えた色までも認識したいと前向きに話す、Neilのキラキラした表情が印象的でした。最後に彼はこう言います。「あなたは自分のどの感覚を拡張したいか考えてみてください。」
「色を聞く」という感覚。その全てを知ることはできませんが、感覚を拡張するという、人類の新しい可能性をのぞいてみませんか?


[印象に残った英語表現]
Also, the way I dress has changed. Before, I used to dress in a way that it looked good. Now I dress in a way that it sounds good. 

衣服に対してsounds goodという表現が面白いなと思いました。
「色を聞く」という感覚が鮮やかに表現されていると思います。

[投稿者]

えりりん




[私がこの動画をお薦めする理由]
プレゼンターのNeilは生まれつきの視覚障害があり、“色”が認識できません。彼の眼に映る世界は、空も山も羊も、全てがモノクロームの世界でした。しかし、21歳のとき、電子アイという機会を開発してから、彼の世界は変わりました。色を“音”で認識するのです。そのおかげで彼は、私たちの視覚で認識できるすべての色を、“音”のおかげで認識できるようになったのです。色を音で認識するというのは、どういうことなのでしょうか?
また、彼は最後、私たちにサイボーグになることを勧めています。どんなサイボーグになるのかは、動画を見ると解き明かされます。彼の純粋なキラキラとした目でプレゼンする姿にも注目しながら、ぜひ考えてみてください。

[印象的な英語表現]
This is red, like TED.
redTEDで韻を踏んでいて(Rhyme)、リズムがよく印象的でした。また、他の色の例とともに列挙している中に、このような文を挟むことによって、聞き手に飽きさせることのない工夫だと思いました。

Before, I used to dress in a way that it looked good. Now I dress in a way that it sounds good.
プレゼンターのNeilは、色が音で聞こえることから、服のコーディネートもその音の調和で考えるようになりました。音のいい調和=いい色の調和=コーディネートはバッチリ!ということになります。だから、sounds goodを使っているところが、面白いと思いました。


[投稿者] コアラ

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